FAQ

セプラフィルムは、腸管吻合を行った症例に使用できますか?

はい。セプラフィルムは、腸管吻合を行った症例に使うことができます。しかし、吻合部縫合不全関連の有害事象が増加するため、吻合部縫合線上のラッピング(全周囲的に包む)は行わないでください(【禁忌・禁止】事項)。

セプラフィルムは何で作られていますか?

セプラフィルムは2つの陰イオンの多糖類で構成されています[修飾されたヒアルロン酸(HA)とカルボキシメチルセルロース(CMC)]。これらのポリマーは水への溶解性の低減および生体内でより長期(最大7日間:典型的な組織治癒期間)に存在するために科学的に修飾されており、粘着形成を減少する能力が強化されています。
HAは、結合組織、皮膚、軟骨およびガラス質、滑液を含む様々な組織で見つかっている陰イオン性多糖類です。細胞外マトリックスの主要な構成成分でもあります。
CMCはセルロースの陰イオン性多糖類誘導体です。食品添加物や医薬品、化学合成品などで広く使用されており、安全性が確立されています。

セプラフィルムはどのように働きますか?

セプラフィルムは、損傷した組織と周囲の組織を物理的に隔離することで癒着軽減効果を発揮します。セプラフィルムは、24-48時間以内で水和したゲル状となり、癒着が形成される7日間(典型的な組織治癒期間と同等の期間)適用部位に留まり、腹骨盤腔から吸収され、28日以内に腎臓より体外へ排出されます。セプラフィルムは、強い組織付着力を有するため縫合・固定する必要はありません。

セプラフィルムはどれくらいの期間、腹部/骨盤に存在しますか?

セプラフィルムは、24-48時間以内で水和したゲル状となり、癒着が形成される7日間(典型的な組織治癒期間と同等の期間)適用部位に留まり、腹骨盤腔から吸収され、28日以内に腎臓より体外へ排出されます。

セプラフィルムの貼付は縫合する必要がありますか?

いいえ。セプラフィルムは、強い組織付着力があるため縫合を必要としません。

セプラフィルムは血液存在下において使用できますか?

はい。セプラフィルムの血液存在下での使用は禁忌ではありません。セプラフィルムは、出血のある結腸切除や筋腫核出などの腹骨盤腔外科手術においても、使用できます。1)、2) ラットを用いた非臨床試験において、セプラフィルムがウージングによる血液存在下でも癒着を軽減したことが報告されています。3)

セプラフィルムは重ねて使用できますか?

ラットを用いた非臨床試験において、セプラフィルムを3枚まで重ねて貼付しても、癒着軽減効果 に影響がないことが示されています(4枚以上は本試験では確認しておりません)。3)

参考文献

1) Becker JM, Dayton MT, Fazio VW, et al.: J Am Coll Surg 183: 297-306, 1996.

2) Diamond MP, Seprafilm Adhesion Study Group.: Fertil Steril 66: 904-910, 1996.

3) セプラフィルムの性能試験(社内資料)