腹腔鏡下手術における
小切開創へのセプラフィルム挿入法

小切開創への貼付のポイント

小切開創の大きさに合わせてセプラフィルムのサイズと挿入方法を選択する。

＜セプラフィルムの準備＞

• クォーターパックは、あらかじめレギュラーサイズの1/4の大きさにカットされているためそのまま使用できる。
• レギュラーサイズ、ハーフサイズは創の大きさに合わせてカットする。

＜セプラフィルムの挿入法＞

セプラフィルムの小切開創への挿入法として、「二つ折り法」や「丸め法」などがあります。
小切開創が比較的大きい場合は「二つ折り法」が簡便です。小切開創が比較的小さい場合やより奥まで挿入したい場合は、「丸め法」が適しています。

★二つ折り法：セプラフィルムを二つ折りにして貼付する。

≪ポイント≫
創の大きさに合わせて把持する向きを変える。奥まで挿入するときは斜めに把持すると挿入しやすい。

★丸め法：セプラフィルムを丸めて貼付する。

≪ポイント≫
セプラフィルムの巻き終わりの重なった部分を把持して挿入し、腹腔内で展開して貼付する。

★小切開創下を十分にカバーするようにセプラフィルムを重ねて広範囲に貼付する。