クォーターサイズ(クォーターパック)
セプラフィルムの特性
- ヒアルロン酸を主成分とする癒着防止フィルム
- 物理的なバリアとして作用し、術後癒着を軽減
- 強い組織付着力
- 生体吸収性のため、外科的除去不要
- 表裏なく貼付可能
クォーターパックの特徴
- 鑷子を用いて狭いところや、奥まで貼付することが可能
- 貼付しやすいクォーターサイズ(7.35cm×6.35cm)
規格
サイズ:7.35cm×6.35cm
枚 数:4枚入り
使用目的、効能又は効果
術後の癒着の軽減
[腹部又は骨盤腔の手術患者に対して、腹部切開創下、腹膜損傷部位、または子宮及び付属器損傷部位に貼付し、術後癒着の頻度、範囲、程度を軽減する。]
保険適用
合成吸収性癒着防止材を、女子性器手術後の卵管及び卵管采の通過・開存性の維持以外の目的で使用した場合には、373.38cm2を限度として算定できる。
保険請求名
セプラフィルム(合成吸収性癒着防止材)
セプラフィルム クォーターパックの基本的な貼り方
クォーターパックの使用上のポイント
(1) 閉腹直前に使用する。
(2) 術野の余分な水分を取り除く(セプラフィルムは濡れると取り扱いが難しくなる)。
(3) 鑷子の先端の水分を取り除く。
(4) 周囲の組織に付着させないために、切開創を鉤などで十分に広げる
(湿性組織に対する付着力が強いため)。
(5) 親指と人差し指でホルダーを持ち、フラップを乾いた鑷子で把持する。
(6) 鑷子でフラップをめくり、中指で押さえる。
(7) スリットの奥まで鑷子を挿入し、セプラフィルムを深く把持する。
(8) 貼付後にガーゼやツッペルで押さえる。