セプラフィルムの適応

セプラフィルム®は特定保険医療材料として認められています

使用目的、効能又は効果

術後の癒着の軽減
[腹部又は骨盤腔の手術患者に対して、腹部切開創下、腹膜損傷部位、または子宮及び付属器損傷部位に貼付し、術後癒着の頻度、範囲、程度を軽減する。]

保険適用

合成吸収性癒着防止材を、女子性器手術後の卵管及び卵管采の通過・開存性の維持以外の目的で使用した場合には、373.38cm2を限度として算定できる。

保険請求名

セプラフィルム(合成吸収性癒着防止材)

セプラフィルム®が使用されている主な手術

消化器外科

  • 胃切除(全摘出・部分切除)
  • 結腸切除(全摘出・部分切除)
  • 直腸切除(全摘出・部分切除)
  • 小腸切除
  • 癒着剥離
  • 一時的人工肛門造設 など

小児外科

  • 胆道閉鎖症の手術 など

血管外科

  • 腹部大動脈再建 など

泌尿器科

  • 膀胱全摘 など

産婦人科

  • 帝王切開
  • 付属器切除
  • 卵巣嚢腫核出
  • 子宮筋腫核出
  • 広汎子宮全摘
  • 骨盤内臓全摘 など

肝胆膵外科

  • 肝切除
  • 肝移植
  • 胆嚢摘出
  • 膵臓切除 など

セプラフィルム®の適用部位

  • 正中切開創下
  • 大網
  • 後腹膜
  • 腸管
  • 骨盤底
  • ストーマ部
  • 肝門部
  • リンパ節郭清部
  • 子宮
  • 子宮付属器
※ (2)本材の腸吻合部縫合線上へのラッピングは行わないこと。
 [本材を吻合部にラッピングした患者群で吻合部縫合不全、膿瘍、瘻孔、腹膜炎、敗血症の発生率が高かったとの報告がある。]